入院2日目 高位脛骨骨切りの手術その2
夢を見ていた。突然名前を呼ばれパッと目を開いた。目の前にレントゲン写真を見せながらドクターが「見えますか?」と声を掛けてきた。はっきりとは見えなかったが頷いた。
ほとんど意識がなかったようで、次に気がついた時は元の病室のベットの上にいた。
点滴の管から心電図の装置まで身体中についている。血栓予防のための足のマッサージ機もついている。
何かおかしい、おしっこをちびちび漏らしているような感覚がある。慌ててパンツを触ったら紙オムツを履いていた。大人になってからは初体験だ。パンツの中から一本の管が出ていて、そからおしっこが外に流れるようになっている。と感心している場合じゃない。じゃこの管はどうやって繋いだのだろうと考える。手術台の上で下着をずり下ろされて、大事なものを摘みながら無理やり管をねじ込んだのだろうか。きっと見ていた人は、何この人の貧相な物はと失笑していたに違いない。悲しい。